<1976年大杉谷日記>         市岡高校1年3組 中嶋 さと子

8月2日
 今日から、初めての合宿が始まります。重いキスリングを背負って、やっとのおもいで市岡に着きました。高校から5時間もバスの乗り、宿泊する中学校へと向かいました。
 バスの中ではずうっと、『歌集』を見て歌っていました。27期の薮田氏の声がすごく高いのには、驚きました。
  中学校は、想像していたよりきれいでした。掃除を済ませ前の川で泳いだ後、集合写真を撮りました。 夕食後のミーティングのとき、28期からの餞別を開けると、ゴキブリが這い出してきた。自己紹介のとき 「若いもん順や」 と言いながら、24期西村氏が出てきたのが、可笑しかった。それと、28期岡本氏がセキレイのまねをするのが、可笑しかった。

8月3日
  今日はずうっと登りづめでしんどかった。途中の涌き水で『パオパオジュース』や『ソーダーラップ』を作って飲んだ。池ノ谷はとっても高い位置にあり、驚いた。池には、たくさんのオタマジャクシがいた。オタマジャクシが、人の声に驚いて一斉に沈んで逃げたらしいが、見損なってしまった。
  誰かが、30期西野氏の背中を押した。女史の 「キャアー!」 という叫び声に、またオタマジャクシが沈んだが、再び見損なった。
  30期安井氏がマムシをネットで捕まえて、それを24期西村氏が袋に入れるのを見ていた。
  今日リンチがあった。29期真部氏は必死の抵抗の末、逃げきった。やられたのは、部長(30期原田氏)、19期木下氏、池田先生だった。とても可笑しかった。

8月4日
 今日は大杉谷までバスで行き、船に乗り換えた。船から青サギを見た。青サギを見ようと、皆が同じ側に集まったので、船が傾くかと思った。 川原で休憩していると、25期下山氏が下着のままで泳ぎだした。びっくりしたけど、涼しそうで羨ましかった。川原で小さな魚を捕まえた。コップに入れて小椋先生に見せに行ったら、魚ごとそのお水を飲み干したので、驚いた。
  今日帰る29期真部氏と31期尾曾氏を見送る為、花火をあげた。OBが、 「別れの酒杯だ」 と言って、真部氏に川の水を3杯も飲ましはったので、気の毒だった。
やっとの思いで目的地に着いた。23期黒木氏が釣りを始めたので、傍の岩から19期木下氏、24期西村氏、30期渡辺氏の4人で見ていたら、木下氏と西村氏が落ちそうになった。
  晩、昨日のマムシを焼いてはった。気色悪くなりそうだったので、殺すところは、見なかった。池田先生が私達のところへ 「これ、おいしいよ。」 と言って持ってきたが、やっぱりよう食 べんかった。

8月5日
  昨日の疲れがでて、大杉神社までの階段がとても辛かった。 大杉神社では、貝班やキノコ班、木下氏の手伝いをした。 28期岡本氏が、名を忘れたが、とにかく珍しい蛇を見たと言わはった。すると小椋先生は 「あっ、それは心配無く見間違えだ。」 と答えていたのが、可笑しかった。
  滝まで行くはずだったが、しんどいのでやめた。途中、西野氏が蝶を追いかけるとき、ものすごい勢いで走るのには驚いた。
  OBが、なにやらたくさんの買い物を抱えて戻ってきた。今日の夕食は、OBが作ってくれはった。 「OBが、心をこめて作った物だから、絶対残すな。」 と言われたが、量が多くて食べれそうになかった。ナスビのへたのことで、27期薮田氏と28期西野氏が、何か大声をあげた。そちらへ皆が注目した隙に、こっそり卵スープを捨てた。(でも、30期渡辺氏にだけは、見つ かった。)  ご飯を渡辺氏に少し食べてもらった。24期西村氏が、 「だれか28期池端氏に、トマトをあげたれや。」 と言ったので、トマトを差し出し、やっとのことで食べ終えた。
  校庭でキャンプファイヤーをした後、講堂でゲームをした。 まず、30期岡田氏が罰として、セキレイのまねをさせられた。その後は、各班ごとで三回負けると罰を受ける事になった。始めに鳥班が、負けた。27期藪田氏が 「電線音頭をせいや。」 と言ったが、鳥班は踊りをよく知っているいる人がいなかった。 そこで、薮田氏が見本を見せてくれた。とても上手くて、可笑しかった。28期岡本氏は、ころげまって笑ってはった。でもその割には、上手にまねてはった。
  つぎは、貝班が負けた。誰かが昼間19期木下氏と26期大谷氏(貝班)が、仲良く大杉神社にお参りしていた話を持ち出したので、二人で罰ゲームをやらされはった。 そう言えば昨日、大谷氏が木下氏に 「22期の木下さんの弟さんですか?」 と訊ねたので、木下氏はちょっとすねたような顔をしてはった。 「若く見えるのですね。」 と、私が言ったら、とっても嬉しそうな顔になったけど。
  ゲームの後、スイカを食べた。たくさん残ったので、『震源地は誰だ』をして負けた人に食べさせる事になった。私は、2個も食べさせられた。最後に、花火をいっぱいしてから、寝た。

8月6日
 今日は、合宿最後の日です。辺りを散策した後、川で水浴びの予定です。 とにかく疲れて、道端に座り込むくらいだ。だが、神社だけにはお参りに行った。その帰り、30期吉村氏と30期岡田氏が、アリジゴクを見つけはった。アリを入れたが、すでに両氏が入れた後だったため、捕獲するところは見れなかった。
  水浴びをして帰ろうとしたとき、皆がいる川原で28期小野田氏が、腰にタオルを巻いていきなり着替え始めたのには、びっくりした。 着替えている小野田氏の胸を、27期石田氏が押した。 小野田氏がこけた。 とっても、可笑しかった。
  学校へ向かうバスの中では、何回も眠りそうになった。また帰りも、大合唱だった。『可愛いいあの子は誰のも』を歌った。『あの子』のところに、今回参加した女子の名を入れていったが、24期西村氏が、30期XX氏で『恐いあの子は、誰のもの』と、変えてはった。 学校に着くと、パーティーの用意がしてあった。いっぱいおしゃべりをして、帰った。

 

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<1977年氷ノ山にて思い出>    【中嶋 さと子】

1、当時流行の『ピンクディ』を32期谷本氏、32期春増氏が踊っていました。衣装は31期吉富氏、31期中嶋が提供しましたがサイズが合わず、胸元のボタンが止まらず、胸をはだけさせたまま踊っていた。

2、両性爬虫類班が、『わさび』を採取してきた。32期谷本氏は、キスリングにわさびをコッソリしまいながら、「このキスリングは、開放です」と言ったので、「それやったら、取ってもエエねんなぁ」と、OBにツッコミをいれられていた。

3、氷ノ山山頂で見た山小屋をOB達が懐かしがっていた。山頂にアサギマダラ、ゴマダラが、風に吹かれてフワリ、フワリと優雅に漂っていた。その蝶が、花柄のシャツを着た31期中嶋に止まった。 

4、始めてみる『満天の星空』に感動した。池田先生が、ライトを使ってさそり座を示してくれた。(by31期吉富)

 

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<1979年天川合宿日記>            市岡生物部OB1年生 中嶋 さと子

8月2日
  今日から、合宿です。27期井沢氏、28期池端氏、32期鷲塚氏が、駅まで見送りに来てくれていた。鷲塚氏は、そのまま電車に引き込まれ、『古市』まで連れて行かれた。 古市から天川までのバスの中、24期村木氏と話した。誰かが、村木氏のことを『恐い』と言っていたが、すごく面白い人だった。 バス停から宿舎までが、とても遠かった。
  掃除をして、その後宿舎の前の川で泳いだ。水がとても冷たかった。 晩ごはんのカレーには肉が入っていなっかたが、お腹が空いていたのか、おいしかった。 ここは蛾が多くて、恐い。 8月3日 朝、寒いと言うほどではないが、すこし涼しい。今日は、登山の予定だ。山にのぼるまでの道のりが、とても長い。運動不足のため、山登りがきつい。 途中、前から何やら虫が飛んできた。恐かったので、村木氏の後ろに隠れたら、村木氏に 「生物部のくせに、なに恐がってんねん。それに先輩を楯にするなんて、どういう奴や。」 と、笑いながら怒られた。
  結局山頂まで行けず、道の途中で座って弁当を食べた。 降りるとき、何度もつまずいた。そのたび、私の後ろにいる村木氏が 「鈍くさい奴やなぁ」 と、よく笑った。
  晩御飯は、スパゲティだった。合宿で食べたのは、初めてだ。 夜間採集があったが行かず、33期西谷氏と9時ごろに寝てしまった。

8月4日
  今日は、村木氏が、帰られた。昨日よくこけたことで、 「鈍くさいことしたら、『中嶋する』と言おう」 と、広めてはったらしい。 どこやら川原に行った。そこでプラナリアを採った。かえり御手洗渓谷に行った。はだしになって、遊んでいるうち足を滑らし、川にはまってしまった。滑る私を近くにいた30期安増氏が助けようとしてくれたが、浅瀬まで引き込んでしまった。OB、現役そして観光客に見られて、恥ずかしかった。
  夜間採集に行った。白い服を着て行ったら、蛾がたくさん寄ってきて恐かった。
  OBで集まり、あすの料理の打ち合わせをしながら、水割りを飲んだ。 夜中,隣で寝ていた33期橋本氏の寝言に驚き、叫んでしまった。私の声に何人かが目を覚ました。ごめん。

8月5日
今日は以前沢登りをしたところの横にできた、道路を歩いた。途中で、赤タテハを捕ったが、スミナガシは逃がしてしました。沢に下りると、すごく綺麗なところだった。昼食後、安増氏ともう少し先まで行き、今日のOB料理に使うカエルを捕りに行った。まだ、カエルではなくオタマジャクシだったが、足が出てきているものを、4、5匹捕まえた。 帰りしな、ゲンノショウコウ、フキも採って、OB料理に備えた。食卓に飾れるため、ユリとコスモスも採った。でも、採った事に気が引けたので、車が通るたび背中に隠していたら、29期影山氏に笑われた。
  OB料理を作った。あまり手伝いしていないのに、出来あがってしまった。オタマジャクシが入っているはずだけど、どこだかわからなかった。
  夕食後ゲームをした。お吉達3人が、罰ゲームで外に出された。 ゲームの後ファイヤーをした。表彰式があった。 部長(33期松崎氏) 灯台下暗し賞 33期桝井氏ニノキン賞 etc. OBの裏切りで、私も表彰された。 その後、花火をした。

8月6日
  今日が最終日だなんて、信じられない。疲れていたので、ゆっくり歩いた。お弁当にご飯がたくさん入っていたので、ハンゴウの蓋に詰めて、31期浜田氏にあげた。それから、休憩しようと思ったら、小椋先生に叱られた。
  ヤマカガシを捕まえて、遊んだ。1年生の小野氏と中村氏が、噛まれはった。 帰りのバスでは、大合唱だった。前にいた女子が泣いていたそうだ。 電車の中では、『ナポレオン』をした。 駅に着くと、28期池端氏が迎えてくれて、感激した。

 

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<1984年歌集 >

市岡校歌
1、東太湖の水受けて  容々西に二十余里  流れて止まぬ澱江の   浪路の末の澪標   努力の潮我が領と  いそしむ健児千五百

2、生駒の山に春立ちて 和楽の風は窓に充ち 協同和衷の花にほふ   自然と人と相須ちて 光栄著き家族制   永久に栄ゆく校風や

3、今錦城の夜はあけて 白彊の鐘鳴れり   理想の光昭りそひて   優柔の魔は影もなく 見よ剛健の花かをる 市岡健児意気高し

部歌
ギンギンギラギラ 夕日が沈む ギンギンギラギラ 日が沈む まっかっかっか  空の雲   みんなのお顔をも まっかっか ギンギンギラギラ 日が沈む

市岡女学生節
1、向こう通るは女学生   三人並んだその中で   一番のビューティが気にかかる   色はホワイト目はパチリ 口もとほんのり紅染めて あふれるばかりの愛らしさ   マイネフラウなるなれば 僕もこれから勉強して ロンドン・パリとまたにかけ   府立市岡高校を 優等で卒業した時にゃ かわいいあの娘は人の妻   あぁ残念だ 残念だ 残念だったらまた探そ
2、向こう通るは女学生 三人並んだその中で 一番のブスケが気にくわぬ   色はブラック目はぎょろり 口もとだらりとぶら下げて あふれるばかりのいやらしさ   マイネフラウになるなれば 僕もこれからドロボーして 網走とせいをまたにかけ   五年、十年、また五年 やっと刑務所出たときにゃ やっぱりあの娘は待っていた  あぁ残念だ 残念だ 残念だったらまた入ろ

市岡かぞえ唄
1つとせ  人に知られた市岡の 名物教師のたなおろし ※ そいつあ 豪気だね そいつあ 豪気だね
2つとせ  吹けば飛ぶようなやさ男   H2Oも岩ばしる

3つとせ  見たか聞いたか三番街    水も滴るいい男

4つとせ  寄るとさわると文句言う   市岡名物学者猫

5つとせ  いつも眠たい現国は     東京言葉で授業する

6つとせ  むっつりスケベのピアニスト 現代音楽顔負けだ

7つとせ  何がなんだかわからない   シャーマン将軍も驚いた

8つとせ  山に登ればいい男      一寸法師か金太郎

9つとせ  教師は私の天職だ      三菱さえも捨ててきた

10とせ  とんかち頭の哲かぶと     融通のきかない石頭

11とせ  問いとわからぬ問題は     計算尺に任せたよ

12とせ  十人十色と言うけれど     チベット生まれのヒンガラ目

13とせ  ムーミンパパは学習院     世界の歴史はひきうけた

14とせ  年のわからぬハゲ頭      ブカブカズボンでギター弾く

15とせ  柔道一代金一代        男は負けたらあかんのや

16とせ  重労働でやせすぎた      カマキリ交尾に命がけ

17とせ  純な少女かおばはんか     男子の保健はひきうけた

18とせ  永遠に愛する人はどこ     今が盛りの独身女性

19とせ  遠くで演説校長さん      市岡来たのが運のつき

終わりとせ 尾張名古屋は城でもつ     天下の市岡俺でもつ

市岡かぞえ唄【川上バージョン】
一つとせ 人に知られた市岡の 名物教師のたなおろし ※ そいつぁ豪気だね そいつぁ豪気だね  
二つとせ 吹けば飛ぶよなやせ男 H2Oが岩ばしる ※ (尾野・化学) 
三つとせ ミラクルボイスしゃくれあご竹下股下3センチ ※  (竹下・体育)
四つとせ 寄ると触ると文句言う 市岡名物学者猫 ※  (金子・生物)  
五つとせ 生き甲斐駄洒落の洒落教師授業そこのけ苦労する ※ (樽本・社会)   
六つとせ 昔は良かったミッションで今じゃみんなの笑い者 ※ (松山・社会)
七つとせ 何がなんだかわからない シャーマン将軍も驚いた ※  (羽根・英語)  
八つとせ 山に登ればいい男 一寸法師か金太郎 ※  (福井金・体育)  
九つとせ ここは市岡少年院俺が来たから保育園 ※  (浮舟・数学)  
十とせ とれたとれたよ大根が化学肥料が良く効いた ※  (森本・化学)
おわりとせ 尾張名古屋は城でもつ 天下の市岡俺でもつ ※
 

新人哀歌
1.さあさ皆さんお聞きなさい これから始まる新人の 悲しい悲しい物語  一生懸命努めましょう 
2.朝は早からけおこされ めしたき水汲み薪とり 煙にむせて泣いたっけ あぁあわれな新人よ
3.昼は昼とてポッカ役 前と後にどなられて  泣く泣く登ったXXX 好きで入ったバカもいる
4.2年部員は遊び好き 3年、OBはリンチ好き 地獄の3丁目生物部 知らずに来たのが運のつき
5.チーフリーダー男の子 サブリーダーも男の子 あとのメンバー男の子 そんなパーティー死んじまえ
6.チーフリーダー女の子 サブリーダーも女の子 あとのメンバーも女の子 そんなパーティー入りたい
7.チーフリーダーじじくさい サブリーダーは中年で もう一人いるのは青臭い この3人は誰でしょう

質素倹約の唄
1、国民のたばこ新生は 安くて本数が多い ハイライトじゃ高すぎる バットじゃカッコ悪い 国民のたばこ新生は 安くて本数が多い
2、国民の酒焼酎は 安くてまわりが早い ウィスキーじゃ高すぎる 日本酒じゃ甘すぎる   国民の酒焼酎は 安くてまわりが早い
3.国民の紙くろちりは、安くて 枚数が多い トイレットペーパーじゃ 高すぎる 新聞紙じゃ 固すぎる   国民の紙 くろちりは 安くて 枚数が多い

課目賛歌
1. アルキメデスやトムソンの 頭をひねった問題が どうして俺らにわかるかい いやな数工やめちまえ
2. 解ったつもりの積分と 微かにわかった微分とで 合わせて数IIIわかるかい いやな数学やめちまえ
3. 走り出したはいいけれど 彼女前で転倒し こんな話があるものか いやな体育やめちまえ
4. 彼女の前で赤くなり 先生の前で青くなる リトマス試薬じゃあるまいし いやな化学はやめちまえ
5. 時間出すにはどうするか 距離割る速度ででるけれど わかっちゃいるけど遅刻する いやな物理はやめちまえ
6. アダムとイブの昔から 歴史は夜中につくられる まじめな俺らにわかるかい いやな世界史やめちまえ
7. 光源氏の夜遊びが いみじゅうおかしと言うけれど 俺らにゃいみじゅわからない いやな古典はやめちまえ
8. 孟子や孔子が酒飲んで いっぱい気分でくだまいて読んだ 論語がわかるかい いやな漢文やめちまえ
9. 俺らはもともと日本人 外来言語がわかるかい that that でまぜかえす いやな英語はやめちまえ
10. きれいな彼女を前にして ピカソやマチスの変てこな 顔をかかなきゃほめられぬ バカにするなよ図画やめろ
11. カボチャにゃカボチャの花が咲く モグラが猫の子生むものか あたりまえでしょうそんなこと いやな生物やめちまえ
12. 地学チガクと言うけれど 俺らはモグラじゃあるまいし 土の中までわかるかい いやな地学やめちまえ
13. やめろやめろで みなやめろ 国語も 社会も 数学も 理科も 英語も やめちまえ ついでに 学校も やめちまえ

市岡ありがたや節
1、粒々辛苦で市岡はいり 特活クラブに生徒会 浮いて浮かれて3年過ごし 4年目からは予備校行き *ありがたや ありがたや ありがたや ありがたや
2、いつもながらの満員電車 ねむけまなこが血まなこに 押して押されてふまれて降りて   三十一分すべり込み *
3、朝は遅刻で一限欠課 二、三、四限は代返で 昼になったらおまんま食べて   五限六限切りすてだ *
4、市岡健児はぜいたく言わぬ だけどたまには文句言う ライスカレーか汁かけめしか   肉がないのがにくらしい *
5、市岡教師はぜいたく言わぬ だけどたまには文句言う 言えば四月の花咲くころに   強制移動で飛ばされる *
6、市岡教師はお偉い方ばかり それがなにより証拠には 便所の中まで差別をつけて 生徒厳禁とはこれひどい

7、市岡女教師きれい方ばかり けれど不思議と売れ残る そこでどうやらアセリが見えて  色目づかいで授業する *
8、校舎もせもせ体育館ぶっこわせ 校長コレラで死んじまえ 校長死んだとて誰泣くものか   裏のドロガメ泣くばかり *